授業力向上事業(外国語活動)を開催しました

 東海市では、教員研修センター主催で授業力向上事業を行っています。
 今年度は、大田小学校が外国語活動の授業力向上を目指して、愛知教育大学の高橋美由紀教授にご指導をいただきながら、1年間研究する機会をいただきました。
 6月5日には、2年生の英語活動について研究授業を行い「コミュニケーションの必然性をもたせる」ことの重要性についてご指導いただきました。本日は、このことを大きな柱とし、小中学校の学びの接続と連続性をどのようにつくっていったらいいのかも視野に入れた研究授業を4時間目に6年2組で行いました。

 「Let's go to Italy.」の単元で、自分のおすすめの国を英語を使って紹介し合いました。
 総合的な学習「つながろう世界」の調べ学習や校外学習と関連づけた取組、横須賀中学校の生徒のオーストラリア派遣事業に関わるVTR紹介など、様々な工夫を取り入れた授業を行いました。そして、小中連携にあたっては、中学校英語のプレ体験として、音声や絵と文字を関連づけた指導を取り入れて授業を行いました。

 5時間目は、高橋先生が6年1組で、模範授業を見せてくださいました。
 「どうして英語で話す必要があるのか」という英語の役割を意識させる指導法、「どうしてその国に行きたいのか」という理由を互いに聞き合うための指導形態の工夫について、紹介していただけました。

 授業後には、全体会を開いて、本校の授業に関わる指導・助言をしてくださいました。
 高橋先生からは、他教科・領域と関連づけた事前指導、児童の発話の正確さ、進学先の中学生の登場するVTRの活用など、多くのことを高く評価していただけ「レベルの高い授業だった」と、たくさんほめてくださいました。

 そして、小中学校の連携に向けて、中学校教科書で取り扱う内容との関連、音声・絵・文字をどのように関連づけて指導すればいいのか、そしてスムーズな接続に向けての英語の歌の紹介など、具体的な事例をあげながらとてもわかりやすく教えてくださいました。
 こうした意義ある研修ができるのも、教員研修センター東海市にあるからです。ご指導いただきました高橋美由紀先生、そして研修センター(教育委員会)の皆様。本日はありがとうございました。
 なお、本校の外国語活動の取組は、12月23日に愛知教育大学で発表した後、文部科学省へ報告されることになっています。