ラン農家の方のお話

 3年生の東海市についての学習で,地元ラン農家の方に来ていただきました。
 東海市は「鉄とランのまち」と呼ばれ,ランの栽培で有名です。ラン農家が32軒あり,全体で55万7千鉢を出荷し,額にして4億9130万円で,昨年は全国で5位とのことです。ランは寒さに強くて花持ちがよく,中国など海外にも出荷されているそうです。
 苗から花を咲かせるまでに3年かかり,その間,水や温度に気を配り,夏には30日間かけて,涼しい高地に「山あげ」をし,秋になったら再び30日かけて東海市に下ろします。
 また,花の商品価値を高めるために,花のついた茎をまっすぐ伸ばす工夫や,逆に曲げて周囲に広げる工夫,葉がだらしなく広がってしまわないような工夫なども,手間をかけてしておられるそうです。
 クイズも交えてわかりやすく説明してくださり,子どもたちはしっかりとメモをとりながら,「えーっ!」と大きな声をあげて話を聞いていました。質問タイムになると,次々と質問が出て,時間が足らなくなるほどでした。
 最後にリコーダー演奏のお礼をしました。今日は大変お忙しいなか来ていただき,ありがございました。