大宮神社に4台の山車がそろいました

 大田まつり2日目。秋晴れの中、一番山車である黒口の山車が先頭車となり、4台の山車が大宮神社にそろいました。大田保存会記念誌によると大田まつりの由来は、次のように記載されています。
「五穀豊穣と無病息災のお祭りとして、大宮神社の例祭日4輛の山車を揃えて奉納し、その後町内の各組に奉祀されている「お天王さん」を中心にお囃子を絶やすことなく4輛揃えで曳きまわします。
 神社の境内で、お天王さん付近、辻々などでは、山車の「どんでん」が行われます。山車の車輪の前2つを浮かせて、後の車輪を軸にして山車を数回転させる若衆の力技です。「どんでん」の時には、上山から五色の幟(のぼり)になぞらえたお清めの紙ふぶきがまかれます。
 各山車には、江戸時代の技を伝えるからくり人形(上山人形)があり、伝承されている祭囃子に合わせて、逆立ち鉦叩き人形、文字書き人形、越後獅子の所作の人形、肩車をする唐子遊び人形、と多彩な演技を奉納します。」
 

 里組のからくり人形は、昨年度は「絆」でしたが、今年は釜石市の亜復興を願う気持ちを込め「希望」という書を見事に書き上げました。2台ずつの山車が、どんでんを同時に始めると、会場からは大きな拍手が起き、祭りは最高潮に達しました。

 4台の山車の勇壮などんでんが行われたた後には、もちなげもあり、大田小学校の児童もたくさん参加しました。
 すばらしい天気の中。今年の大田まつりも、盛大に、そして勇壮に行われました。若衆として参加した児童も、祭りのお囃子を担当させていただきました。大切な伝統文化である「大田まつり」を、これからも大切に守りつないでいってほしいと思います。