晴天の元、大田まつり本楽が、大宮神社で盛大に開催されました。
大宮神社の大楠のご神木には、先週の日曜日に新調されたしめ縄がまつられ、一番車の市場組の山車を先頭に、4車が大宮神社の前に勢揃いしました。そして、神事が厳かな雰囲気の中でとり行われました。
大田まつりは、五穀豊穣と無病息災の祭りとして、大宮神社の例祭日に4輛の山車を揃えて奉納し、その後町内の各組に奉祀されている「お天王さん」を中心にお囃子を絶やすことなく4輛揃えで引き回します。
大宮神社の前で、まず、市場組と里組のどんでんが披露されました。「わっしょい」とむいう威勢のいいかけ声のもと、前輪を浮かせ、後輪を左の輪を軸にしての勇壮などんでんが始まりました。上山からは、五色の幟になぞられたお清めの紙吹雪がまかれ、雰囲気も最高潮に達しました。
そして、後半では、荒古組と黒口組のどんでんが披露されました。お祭り関係者のOBの方も応援に入られ、会場はさらに盛り上がりました。
山車が常蓮寺に出発した後、もち投げが行われました。大田小の児童もたくさん参加をし、御利益いっぱいのもちを拾いました。里組のからくの人形が、本日書いた文字は「昌永」でした。「末永く、栄えていってほしい」こんな願いがこめられています。
地域の大切な伝統文化である大田まつり。今年度は、お囃子発表会にも昨年以上にたくさん児童が参加をしてくれて、とても盛り上がりました。年々盛り上がっていく大田まつり。将来に向けての夢と希望がより膨らみました。
大田まつりは夜まで続き、太田川駅の照明をバックに提灯に彩られた4台の山車が勢揃いし、美しい空間と景観が生まれていました。