6年生が選んだ、今年の漢字一字

 二学期も残り一週間となり、今年最後の朝会を開催しました。
 税にかかわる習字、防火作品、明るい社会づくり作文の表彰と、児童の活躍を3つ披露しました。校長先生からは、今年の漢字一字と関連づけて、6年生が選んだ各学級の今年の漢字一字が紹介されました。

 1組・・・「責」
 理由は、最高学年として、委員会や部活、通学班などでリーダーを務めて、頑張ることができた。特に、なかよし活動では、下級生のことを思い、遊びを工夫したり、グループをまとめたり、責任感をもって取り組めたから。

 2組・・・「歩」
 理由は、小学校6年間で、いろいろなことに挑戦し、たくさんの苦労を乗り越えてきた。その中で学んだことを心に留めて、中学生として立派に歩き出したいから。

 どちらの学級も、自分たちの思いを漢字の一文字に込めてくれました。自分のことだけでなく、学校全体のことも考えていること、将来に向けての希望の気持ちを込められたことに、最上級生としての自覚と貫禄を感じました。

 朝会の歌「はじめの一歩」も、冷え切った体育館の中でしたが、元気な声が響きわたりました。

【4年生が、2分の1成人式に向けて、いのちの大切さについて考えました】
 エフ・フィールド(特定非営利活動法人)の方をお招きして、「いのちの授業」を4年生にしていただきました。
 この授業は、現在103歳であられるお医師さん日野原重明(ひのはら しげあき)先生の考えが柱となっています。始めに、日野原先生からのメッセージ「十歳のきみへ いのちの授業」のDVDで視聴しました。「命はどこにありますか?」「命という時間の使い方は・・」という問いかけを真剣に聞き、一生懸命考えました。

 授業の中では、本物の聴診器を使って、自分の心音を実際に聞いてみました。生まれてから一度も止まったことがない心臓。その音を真剣に聞く児童。そして、友だちと心音を聞き合う児童。心音を通して命について、考える時間が静かに流れました。

 授業の最後に、日野原先生からの5つのメッセージを伝えていただきました。

 1 自分がもっている「いのち」を大切にしてほしい
 2 家族やお友達のことも大切にしてほしい
 3 「いのち」は「時間」です
 4 人のために自分の時間を使える人になってほしい
 5 「ゆるす」ということを知ってほしい

 十歳となる四年生に「いのちの使い方」と「いのちの尊さ」について『いのち=時間』という視点から児童に問いかける授業でした。そして、他人を「ゆるす」事の勇気を持ち、いじめをしない・させない第一歩にもつながっていくお話もありました。いのちについて考える大切な時間ときっかけとなりました。