これから求められる学力観

 文部科学大臣指定研究開発校として3年目を迎える新潟県上越市立大手町小学校の研究発表会に参加してきました。
 これから社会が大きく変化していく中で、どんな力を培っていくのかは今後の大きな課題です。研究視察をさせていただいた学校は、こうした時代の流れをふまえた学力観のもと、真の自立と共生を目指す教育課程の創造をテーマに取り組んでこられました。研究構想や授業、そして児童の活動する様子から、3年間の積み上げや成果をしっかり感じました。

 また、ミニ講演会での「新教科道徳における多様な授業方法の展開」、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の基調提案「これからの社会に求められる資質と能力と学習指導要領の改訂」は、将来の教育活動への見通しをもつという意味からもとても有意義な内容でした。平成26年11月20日中央教育審議会から「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」も出されました。キーワードは「アクティブ・ラーニング」「資質と能力」。新しい学力観に向けて、確実に動き始めています。